電気自動車の憂鬱2009/06/02 12:59

最近、何かと話題になっている、エコカーの開発・普及について、
ちょっと気になっています。

ハイブリッドカーについては、トヨタとホンダのほぼ独占状態ですね。
それから、スバルと三菱からは電気自動車が発売になりますね。

で、先日テレビで観たのですが、
日産はハイブリッドの開発はあきらめて、
来年あたりに電気自動車を売り出す予定だとか。

ある程度の開発は進んでいて、
かなり実現性の高い話らしいですね。

その電気自動車、ほとんど音がしないんだそうですよ。
これって、ありがたいことなんですかね?
オーディオの音がエンジン音に邪魔されなくても済むって?
そんなのは、ドライバーのエゴですよ。エコではないですよ。

音がしないってことは、歩行者には、
後ろから近づいてくる車両の気配が伝わらない可能性が高いですね。
特に、目の見えない人たちや、子供たちを巻き込む事故の増加が懸念されます。
これは、新たな心配の種の出現です。

もちろん、大型車や不法改造車の騒音などは論外ですが、
最低限のエンジン音が、事故を防止する機能を果たしているのは事実。
そのエンジン音を発しない車両が増えるということは、
道路事情に大きな変化を与えることにつながります。
これは、社会全体で考えていかなければいけない問題になりそうですね。